コンピューターゲームの歴史は20世紀初頭、イギリスで発明されたチェス機械から始まりますが、「テレビゲーム」の最初の代名詞的存在である「ファミリーコンピューター(通称ファミコン)」が日本の京都・任天堂から発売されたのは、それから70年近く経った1983年のことです。
発売当初はアーケードゲームからの移植作が多く、これらを家庭のテレビでプレイできるという触れ込みで、徐々に人気を博し、発売後1年で300万台以上が発売されました。
高価だったコンピューターゲームをあくまで「子供のおもちゃ」という位置づけにしたファミコン。低価格にして親がおもちゃとして子供に買い与えやすいようにしました。実際の価格は14800円でしたが、任天堂は当初10000円以下での販売を考えていたようです。
また、ゲーム専用機としてパソコン的要素を廃したため、結果的に上記のような価格でかなりの高性能化を実現し、またロムカセットを交換することで新しいゲームが遊べるようになるということで、ユーザが長く遊べ、市場が常に拡大していく体系を形成していったことで、日本のみならず世界中にファミコンは広まっていきました。
2007年に生産中止となりましたが、最終的な出荷数は全世界累計で約6291万台と言われています。
子供達のおもちゃといえばテレビゲームという世界観すら植え付けたファミコンの登場は、コンピュータ世界のみならず、世界的な文化の歴史の一大事件といっても過言ではないでしょう。
おもちゃの歴史は流れていきます。あなたはどの時代に育ちましたか?たまごっちが懐かしい、プレステが懐かしいなどと言われる時代もあります。最新のゲームでも次世代では既に懐かしい商品です。おもちゃは時代を物が経っているものだと思います。そんな中で現代のおもちゃとはどのようなものでしょうか。現代のおもちゃのなかでも最新のものを子供たちにプレゼントしてみてはいかがでしょう。