
女の子のおもちゃの人形といえば日本製はリカちゃん人形が代表的です。
その歴史は戦後の高度経済成長後にアメリカ製品が入ってきて、アメリカのおもちゃも日本に流通し、バービーという女の子の人形が売られる様になり、女の子のおもちゃとして人気が出ました。 そこで日本のおもちゃメーカーが日本人の女の子をモチーフにしてオリジナルに作り販売されたのがリカちゃん人形です。バービーに比べて日本人的な体型に顔立ち、髪型なので人気が出ました。また、洋服の着せ替えができるので、女の子の大好きなおもちゃです。
その後、日本製のバービーという人形が発売され、リカちゃんよりも少し大きなサイズで、金髪でアメリカ製のバービー人形とリカちゃん人形との中間的な魅力で人気が出ましたが、アメリカ製のバービーと同じ名前だということでジェニーという名前に名前をかえました。
名前がかわった経緯はメーカーではバービーは憧れていた芸能関係のオーデションに見事合格し、ジェニーとして活躍する事になったというサクセスストーリーを説明していました。
こうしてジェニーとなった人形はしばらく人気がありましたが、現在ではリカちゃんが代表的で、時代の変化とともに髪型や表情も変化をとげながら、女の子達のおもちゃとして人気があり、現在も販売されています。
昭和の時代から販売の歴史を考えると、男の子のおもちゃの代表がプラモデルなら、女の子のおもちゃの代表はこのリカちゃんなのではないかと思います。