賃貸物件に居住した時には、最終的には退去する事も多いです。ずっと住み続ける方もいらっしゃいますが、どこかのタイミングでそこから退去するケースはとても多いのです。ところでその物件に新規で入居するタイミングでは、必ず敷金を支払っている筈です。物件に何かがあっても問題ないように、補修費用のようなものが引かれている訳ですね。そして上記のように退去する時には、基本的に敷金は戻ってくるはずです。つまり敷金というのは不動産会社に預けるお金であって、退去する際には戻ってくることになります。
ところが、中には例外もあります。戻ってくると思っていたものの、戻ってこない事もたまにあるのです。その1つが物件に対して傷が付いてしまったような時です。物件に居住している方によっては、壁に穴を開けてしまっている事があります。例えば釘打ちですね。居住している方が物件に釘を打ってしまうとなると、敷金から差し引かれてしまう事がありますので注意が必要です。
そのため基本的には、釘は打たない方が良いでしょう。
もちろん釘だけでなく、何かが当たってしまった時にも同様です。何かが壁に衝突してしまって、穴が空いてしまうような事もありますが、その結果補修費用が請求されるケースもあります。つまり物件に対して傷をつけてしまえば敷金が戻ってこなくなってしまう事もある訳ですね。それを考慮すれば、賃貸物件に居住する時には穴は開けない方が良いでしょう。
しかし傷をつけてしまえば、「必ず」戻ってこないという意味ではありません。
状況によっては、戻ってくる事もあるのです。というのも傷にも色々な種類があって、軽微なレベルであれば敷金が戻ってくるケースも珍しくないのです。例えば画鋲くらいならば特に問題は無いでしょう。穴が空くと言っても本当に小さなものなので、基本的には入居時の敷金は戻ってくると考えて良いです。ただどれ位の傷ならば敷金が戻ってこないかは、判断が難しい事もあります。ですので賃貸物件に穴を開けるような時には、必ず管理会社に確認する方が無難です。